これだけ覚えておけば大丈夫!シザーの部位 名称一覧
意外と知らないシザーの名称
美容師、理容師さんなら普段からシザーを使っているかと思いますが、シザーの各部位の名称ってご存じですか?
普段はあまり気にしないですが、ディーラーさんや研ぎ師さんに説明するときに最低限のシザーの名称は知っておいて損はありません!
そこで今回は最低限知っておいたほうが良いかな~と思うシザーの名称をまとめてみましたのでご覧ください。
シザーの名称
動刃
親指を動かすと動くほうの刃のことです。
「動刃」は文字そのままですね。
読み方は「どうば」です。
静刃
薬指側の刃のことで、切るときに動かさないほうの刃ですね。
読み方は「せいば」です。
「静刃」も文字そのままですね。
静刃を固定させて切ることができると、刃がブレずに真っすぐ切ることができます。
裏梳き
「うらすき」と読みます。
刃の裏側に平らなものをあててみるとわかるのですが、実は少し凹んでいます。
なぜ凹んでいるかというと裏梳きがあることによって切れ味や力強さが増します。
研いで凹みがなくなったり、専門の研ぎ師さんにお願いしないで裏梳きが駄目になって切れなくなってしまうということもあるぐらい重要なところです。
刃線
読み方は「はせん」です。
刃の部分のカーブの曲がり具合のことです。
このカーブ具合によって直刃、柳刃、笹刃と名称が変わります。
カーブが増すほど髪の毛が逃げるのでスライドカットなどによく用いられます。
ちなみに中古のシザーはスライドカットが人気が高いため高価買取になりやすいです。
ネジ
メーカーによってネジの形が様々です。
ネジの形によっては専用の調整キーがないと調整できないものもあったり、一度ねじを取ってしまうと元に戻すのが大変なメーカーも結構ありますのでねじの調整は慎重にしたほうが良いでしょう。
ちなみにこれは私のおすすめの調整キー。
この調整キーなら大体のシザーのねじは回せます。
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小指掛け
見たまんまですが小指を掛けるところですね。
読み方は「こゆびかけ」ではなく「しょうしかけ」です!
人によってはないほうが使いやすいという方もいるので小指掛けがないシザーも多いです。
シザーを買取している私の勝手なイメージなのですが、古めのシザーのほうが小指掛けがないタイプが多い気がします。
ヒットポイント
金属でできていたりゴムであったり様々です。
カチカチなる金属のタイプは私は個人的にはとても好きですが、結構好き嫌いがわかれます。
買取に来るものの中にはヒットポイントを無くしてしまったのかヒットポイントを竹串にしている方や、細く巻いた紙を入れている方もいます!
おすすめはしません。笑
セニングの名称
棒刃
こちらも文字通りなのですが、セニングの棒のほうです。
読み方は「ぼうば」です。
基本的にセニングは棒刃に刃が付いているので櫛刃で止めて棒刃でカットするイメージです。
くし刃
これもその名の通りセニングの櫛っぽいほうです。
読み方は「くしば」です。
くし刃の溝の形状でカット率だったりが変わってきます。
最近はV溝のものよりも2スキやW溝とよばれるものや、フラットタイプのものが多いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
知っている名称もあれば「シザーのここはこういう名称なんだ~」と思ったものもあったのではないでしょうか。
また、使っていないシザー、セニングがありましたらシザー買取専門店SisRmaの買取を試してみてください!
高価買取させていただきます。
この記事を書いた人
中古シザー買取専門店SisRma代表
萩原 隆介
中古シザー買取専門店SisRma代表
萩原 隆介
元々都内で美容師をしていたが、その後転職。WEBマーケティングを学び買取サイト、ECサイトの売上げを飛躍的に伸ばす経験を持つ。美容師時代に思いついた中古シザーの専門店というビジネスアイディアで社内起業。「群馬イノベーションアワード」で決勝進出するほどの評価を受け、上毛新聞、全国理容美容新聞などのメディアにも取り上げられる。その後、独立して中古シザー買取専門店SisRmaを創業。