シザーの刃の種類を紹介!理容・美容ハサミはこれだけ種類があります。
シザーの種類って大きく分けても実はたくさんあるってご存じでしたか?
恥ずかしながら私が美容師をやっていた時はそこまで気にしたことはありませんでした。
ディーラーさんや先輩におすすめされるがままに購入してそのシザーをずっと使っていました。
無知すぎましたね。笑
もしかしたら私と同じような美容師さん、理容師さんがいるのではないでしょうか?
そこで今回はシザーの刃の種類を詳しく書いていきたいと思います。
自分の使っているシザーを改めてみて「自分のシザーは何刃だ~」と確かめてみてください!
刃線の形状は大きく分けて3種類
用途によってベストな刃線を選ぶことはとても重要です。
シザーの刃線は大きく分けて3種類あります。
直刃
文字通りまっすぐな刃線です。
髪の毛が逃げにくいのでブラントカットやベースカットなど、カットラインをがっつり出すときに向いています。
ドライカットよりかはウェットカットで使われることが多いのが直刃です。
直刃は刈上げにも向いているので理容師さんが探していることが多い気がします。
笹刃
直刃とは正反対で丸みがある刃線です。
毛を逃がしながらカットできるのでスライドカットやスライドカットに向いています。
ウェットで使う方は少なく、ドライカットでの使用がほとんどだと思います。
スーーーーーッと切れるので個人的には笹刃の切れ方がとても好きです。
中古シザーではメーカーを問わずドライカットはとても人気です。
柳刃
直刃と笹刃の中間の刃線です。
硬くなりすぎず、柔らかすぎずな切れ感で流通量は一番多いと思います。
ウェットカットでもドライカットでも使えます。
オールマイティで使い勝手も良いので、1丁だけ購入してカットする人は柳刃が良いでしょう!
刃の形状
刃線は結構わかりやすいので知ってるよ〜という方も多かったかと思います。
今度は刃の断面の形を見ていきましょう。
実は刃の断面の形によっても特性が変わってきます。
これを知ったとき「こんなことまで考えられてハサミは作られているのか~」と感動した覚えがあります。
蛤刃
最も一般的な形で流通しているシザーは蛤刃が多いです。
コンベックス刃とも呼ばれ、すべての刃線と相性が良いです。
峰側に重心があるため刃の角度は鋭く、抵抗なく切れるハサミになります。
段刃
鋭くない刃を付けたいときに用いられることが多いため、ストロークカットやスライドカット用のシザーの刃付けで使われることが多いです。
剣刃
中央に重心があり、厚みのある刃のためスパッとしっかりした切れ感になります。
一番パワーがあるといわれるのが、剣刃です。
そのためカットする毛量が多く手を酷使してしまうときなどにも活躍します。
片剣刃と両剣刃とあり、動刃だけ剣刃のタイプを片剣刃。
両方剣刃のものを両剣刃と呼びます。
セニングの櫛刃の形状は大きく分けて3種類
V溝
ブイミゾって呼びます。
セニングの櫛刃をみてもらうとわかりますが、Vみたいになっているのですがそれですね!
ここのVの中に入ってきたものが梳けるって感じですね。
しっかり梳けるタイプのモデルに多いです。
フラット
溝がないタイプのものです。
溝がないため髪が逃げていくのでカット率が少ないです。
10%ほどしか梳けないものが多いため、最初に一丁だけ購入するならフラットタイプではないほうが良いと思います。
10%のセニングだけで毛量調整していくのは正直しんどいです・・
段刃
今の主流のタイプがこちらです!
2スキ、3スキなんて言ったりもします。
抜け感が良く、カット率が高めのものでもラインがでにくくとても便利です。
最初に1丁だけ購入するなら段刃がおすすめです。
まとめ
かっこいいとかも大事ですが、目的に合ったシザー、セニングを選ぶようにしましょう。
その他にも正刃や逆刃、ハンドルもオフセットにメガネ、3Dと選ぶことが多すぎて頭が痛くなりそうですね。
次回はここらへんを詳しく書いていきたいと思います。
使っていないシザー、セニングあったら買取お待ちしています。
この記事を書いた人
中古シザー買取専門店SisRma代表
萩原 隆介
中古シザー買取専門店SisRma代表
萩原 隆介
元々都内で美容師をしていたが、その後転職。WEBマーケティングを学び買取サイト、ECサイトの売上げを飛躍的に伸ばす経験を持つ。美容師時代に思いついた中古シザーの専門店というビジネスアイディアで社内起業。「群馬イノベーションアワード」で決勝進出するほどの評価を受け、上毛新聞、全国理容美容新聞などのメディアにも取り上げられる。その後、独立して中古シザー買取専門店SisRmaを創業。